四月も下旬となりました。
新年度が始まって、三週間ほど。
新しい環境に飛び込んだ方々は、
そろそろ少し慣れてきた頃でしょうか。
最初の緊張も少しずつほぐれ、
日々通う道順も体が覚え、
職場や学校の人の名前も、
少しずつ頭に入ってくる。
そんな「慣れ」が生まれてくる時期ですね。
慣れるということは、
決して悪いことではありません。
むしろ、心に余裕が生まれてくる証拠。
最初は見えなかったものが、
見えてくるようになります。
余裕ができると、周りが見えてくる。
職場の小さな工夫に気づいたり、
新しい仲間の意外な一面を知ったり。
そんな「発見」が増えてくるものです。
この時期、二十四節気では
「穀雨(こくう)」を迎えました。
穀物を潤す、恵みの雨という意味です。
春の雨は、新しい芽を育てる。
私たちも同じように、日々の経験が、
自分を育ててくれているのかもしれません。
慣れてくると、最初の新鮮さは薄れます。
でも、それは成長している証。
わからなかったことが、わかるようになる。
できなかったことが、できるようになる。
それは素晴らしいことです。
ただ、慣れすぎて、
惰性になってしまわないように。
時には、初心を思い出すことも大切です。
最初に感じた期待や緊張、
あの新鮮な気持ちを、
たまには思い出してみてください。
慣れと新鮮さ。
このバランスが、とても難しいものです。
でも、慣れることで余裕を持ちながら、
新しいことにも目を向ける。
そんな柔軟さがあれば、
毎日はもっと豊かになるはずです。
街の緑も、日に日に濃くなっています。
若葉だった木々も、
今ではしっかりとした緑の葉をつけて、
力強く茂っています。
もうすぐゴールデンウィーク。
少し長い休みが待っています。
新しい環境で頑張ってきた自分を、
存分に労ってあげてください。
そして休みが明けたら、また新しい気持ちで。
慣れはじめた環境の中にも、
まだまだ発見はたくさんあるはずです。
日々の小さな発見を楽しみながら、
それぞれのペースで歩んでいきましょう。
