とどまることを知らない猛暑の中、

昨日の8月7日には、

暦の上では立秋を迎えました。


カレンダーを見て、

「秋」という字が目に入ると

なんだか驚いてしまいますね。


実は「立秋」とは、

天文学的に秋が始まる日ではなく、

暦上で秋の始まりとされる日のこと。


二十四節気のひとつで、

一年を24等分したうちの、

ちょうど秋の入り口にあたります。


立秋を過ぎると、

それまで「暑中見舞い」だったものが

「残暑見舞い」に変わります。


暦の上では、

もうすでに「残暑」なのですね。


とはいえ、実際の暑さはこれから。

8月後半にかけて、

一年で最も気温が高くなる時期を迎えます。


暦と現実のギャップは、

なんだか面白いものです。


でも、立秋を過ぎると、

ほんの少しだけ、

自然の中に変化が生まれてきます。


朝晩の風の中に、

かすかな秋の兆しを感じる。


夕暮れの時間が、

じわじわと早まっていく。


日中の暑さの中にいると気づきにくいけれど、

朝早く外に出てみると、

どこか夏とは違う空気を感じることがあります。


エアコンもあまりなかった頃には、

そんな小さな変化を、今よりもたくさん

感じ取れていたのでしょうね。


そしてもっともっと昔、

カレンダーも気温計もない時代に、

自然の微かなうつろいを読み取って、

季節の名前をつけていった。


そう思うと、

二十四節気という言葉が、

より愛おしく感じられます。


まだまだ暑い日が続きますが、

立秋という言葉を知っているだけで、

この暑さの向こうに

ちゃんと秋があることを

感じられる気がします。


皆さまが、暑さの中にも

小さな秋の気配や

この時期ならではの楽しみを

見つけられますように。


暑さはまだ、もうしばらく続きます。

どうぞ引き続き、

体調に気をつけてお過ごしください。