梅雨とは思えぬ青空が、本格的な夏を感じさせる今日この頃。
もうすぐ七夕ですね。
街角で短冊を見かけると、つい足を止めてしまうものです。
色とりどりの短冊には、さまざまな願いが込められており、
見ているだけで心が和みます。
七夕の夜、織姫と彦星が年に一度だけ会えるという物語。
子どもの頃から親しんできたこの物語には、
遠く離れていても、想いは時を超えて届くという
美しいメッセージが込められているように思います。
夜空を見上げていると、星の光が何光年もの時間をかけて
私たちのもとに届いていることを思い出します。
今見ている星の光は、遠い昔に放たれたもの。
時間というものの不思議さ、そして宇宙の壮大さに、
改めて心を奪われます。
最近は夜空を見上げる機会が少なくなったという方も
多いのではないでしょうか。
都市部では街の明かりで星が見えにくくなっていますが、
それでも空を見上げてみると、
いくつかの明るい星を見つけることができます。
七夕の夜は、いつもより少し長く空を見上げて、
織姫星と彦星を探してみるのも素敵ですね。
天の川は肉眼では見えにくいかもしれませんが、
想像の中でその美しい流れを思い描くだけでも、
心が豊かになるような気がします。
今年の七夕が、皆さんにとって特別な夜となりますように。
星空の下で過ごすひとときが、
穏やかで美しい時間となることを心から願っています。